モラハラに関する記事は、被害者側の視点に立ったものが圧倒的に多いですが、中には
もしかすると自分の行為はモラハラに該当するのではないか…?
と心配になられている方も少なからずいらっしゃることと思います。
今回はそんな方に向けて、自分がモラハラ行為をしやすいかどうかセルフチェックできるリストをつくってみました。
自分がモラハラ行為をしているかどうか、しやすい人間なのかどうか気になる方は是非ご一読ください。
仕事で感情的になってしまう事が多い。
教育のために、部下に厳しい言葉や態度をあえてとっている。
以前の日本社会では、そういったことは全くめずらしくありませんでしたが、現代ではそういった行為が「モラハラ」ととらえられてしまう可能性があります。
自分はそんなことをしているつもりはなくても、相手がどのようにあなたの言動を受け止めているかが重視される時代です。
知らずしらずのうちにモラハラの加害者になってしまっている可能性があるので、時には冷静になって自分の言動を客観的に分析してみることも大切かもしれません。
といっても、常に自分の言動や行動に関して注意を払うのは疲れてしまいますし、そんな余裕なんてないよ!という方も多いでしょう。
そこで、次のような自分でできるチェックリストをつくってみました。
当てはまるものが多ければ多いほど、あなたはモラハラ行為をしやすいorしている可能性があるということです。
自分に対して強いコンプレックスや劣等感がある
感情的になりやすいタイプである
世間や他人の評価が気になる
失敗は基本的に他人のせいと考える
自分のペースで仕事ができないとイライラする
人に間違いを指摘されるのが嫌だ
人に対して厳しいと言われる
恋人をついつい束縛してしまう
恋人をコントロール下に置きたいと考える
嫉妬深い人間だ
部下は黙って上司の命令を聞くべきだと思う
現在ストレスを抱えている
いかがでしょうか…?
ちなみにこれは、正式な心理チェックなどではないのであくまでも目安です。
該当するものが多いほどモラハラ行為をしやすいorしている『可能性が高い/ある』ということを表すものです。
チェックが多かった方は、普段の自分の行動を振り返り、同僚やじ上司に「自分は普段モラハラに該当するような行為をしていないか」相談してみましょう。
自分でモラハラ行為の有無を振り返り、第三者にモラハラ行為がないかどうか尋ねるの同時に自分でできるモラハラ防止策を行ってみてはどうでしょうか?
例えば…
・感情的になりそうな時は深呼吸をして気持ちを落ち着かせる
・ストレスを発散させるために新しいことをはじめる
・悩みがあるなら友達や上司に相談する
・より深刻な精神状態であればカウンセリングを受ける
・他人の気持ちを理解しようと試みる
などは効果的と言えるでしょう。
モラハラ行為をしてしまう原因はたくさんあり、複雑に絡み合っているため「これをすれば止められる」という簡単な方法は残念ながら存在しません。
しかし、モラハラ行為をしてしまう多くの方は、心が健康的でない状態に陥っていると言えます。
心が健康的で幸せな状態なのであれば、人に攻撃したり、モラハラしたりする必要もないのですから。
まずは自分の心を健康にしてあげること、ストレスの要因となるものを取り除いてあげることからはじめることをおすすめします。
自分でできるモラハラセルフチェックについてのご紹介でしたが、この記事を読まれているということは、自分はモラハラをしているかもしれないと自覚されているということかと思います。
ひどいモラハラ行為をする方は、自分がモラハラをしていることに気付いていませんし、自分がモラハラをしていることを認めようともしません。
モラハラ行為に対してしっかりと向き合えているということは、あなたには変われる余地が十分にあるということなので安心していただければと思います。