気付きにくく気付かれにくい家庭内モラハラ！夫からのモラハラの例は？

 

家庭内のモラハラは外界と閉ざされた空間で起こるケースが多いため、発覚が遅れがちです。むしろ「自分が悪いのではないか」と自分を責めてしまうことで、肉体的にも精神的にも相手を追い詰めてしまう方も少なくありません。

 

家庭内のモラハラは第三者が気付くことは難しいため、自分で気付き行動を起こすことが大切です。そこで本記事では「夫からのモラハラの例は？」をテーマにお送りしたいと思います。

 

夫からのモラハラで多いケースが、言葉による暴力です。身体的な攻撃ではないことと、モラハラ夫は外面が良いという面を持ち合わせているため、周囲には特に気付かれにくい類でもあります。

 

そして、言葉の暴力にもいくつかの種類があります。

 

 

1.罵声を浴びせる

 

怒鳴る、大声で叱咤するなどで威圧することで、相手の恐怖心を煽ることはモラハラに該当します。妻の失敗を責める、気に入らないことがあればすぐに怒鳴るなどはこの例です。

 

 

2.人格否定をする

 

大声で怒鳴ることはしなくても、言葉によって相手の人格を否定することも言葉のモラハラの仲間です。子どもの失敗を取り立てて「お前に似ているからこんなことになった」「お前の育て方がなっていないからだ」などがこれにあたります。

 

 

3.何でも相手のせいにする

 

自分の気に入らないことを何でも妻のせいにすることも、言葉のモラハラにあたるでしょう。「お前が○○をしたせいでこうなった」「お前が○○だから悪いんだ」など、全く関係のないようなことまで妻のせいにして責め立てるなどは、典型的なモラハラ例です。

 

相手に直接的な攻撃はしないものの、モラハラ行為となるものもあります。サイレントモラハラの例をみてみましょう。

 

 

1.無視をする

 

話しかけても無視をする、自分を存在しないかのように振る舞うことはサイレントモラハラの一種でしょう。無視や無関心は攻撃とみなされることもあります。

 

 

2.生活費を入れない

 

生活に必要なお金を渡さない、また渡したとしても到底生活できるような金額ではない。これも間接的なモラハラ行為です。

 

脅しや強迫めいたことも家庭内で行われるモラハラの一種です。次のような例が挙げられます。

 

 

1.立場を利用して圧力をかけてくる

 

特に専業主婦の場合に多いのが、自分が生活費を稼いでいるのをいいことに、妻に対して圧力をかけてくるモラハラです。「誰が稼いで飯が食えていると思っているんだ」などと言い、妻に意見や文句を言わせないなどがこれにあたります。

 

 

2.物に当たる

 

家族に対して直接的な攻撃はしないものの、一人でどなったり、物に当たったり…これも日常化してしまうことで家族に精神的な負担を与えるとし、モラハラに該当する可能性があります。

 

 

3.子どもや自分の命を利用して脅す

 

子どもや自分の命を盾にして妻を服従させようとする例もあります。「離婚しても、俺が子どもを取り上げるぞ」「子どもと離れたくなかったら言うことをきけ」「離婚するなら俺の命がどうなるかわからないぞ」など、どんな手段を使っても自分の言うことを聞かせようとすうのが強迫モラハラなのです。

 

家庭内のモラハラは外部と隔離された空間で起こるため、自分では気付きにくく、またモラハラ夫は外面がいいという面があるため、外部にも分かりづらいという特徴があります。

 

自分が「何かおかしい」と感じたときに冷静になり、客観的な目で自身の過程を振り返ることが必要になるでしょう。