モラハラに効く言葉はある？職場モラハラ対策で知っておきたい言葉

 

毎日のように出勤しなければいけない職場で行われるモラハラには、本当に辛いものがあります。できることなら、どうにかしてモラハラ行為をやめさせられないかと思ってしまいますよね。

 

思いつく一番の方法としては「言い返す」「言葉でモラハラ行為をやめさる」が最も簡単な方法のように思えますが、モラハラに効く言葉というものはあるのでしょうか？

 

今回は、職場モラハラ行為に効く言葉についてお話します。

 

1.誰にでも効く言葉というものはない

 

モラハラ行為について言えば、この言葉を言えばモラハラに効く、モラハラ行為をやめてもらえるという言葉は残念ながらありません。モラハラ行為を言葉で言ってやめてもらえるなら、これほど良いことはありませんが、やめさることは困難であることは心得ておきましょう。

 

 

2.自分の身を守るための言葉は知っておくべき

 

ただ、モラハラ行為をやめさせるのではなく、モラハラ行為をしにくくさせたり、モラハラを回避するなど、自分の身を守るための言葉というのはあります。そういった言葉をいくつか持っておくようにすることは、モラハラ対策として有効でしょう。

 

1.ハッキリとした意思表示の言葉

 

モラハラを回避するためにはハッキリと意思表示するための言葉が必要です。中には無茶な仕事を振ってきたり、嫌なことを強制させられたりするモラハラがあります。そんな時には、ハッキリとNOと言えるようにしましょう。

 

 

2.相手を否定せずに言いなりにならない言葉

 

ＮＯと意思表示することは必要なものの、あまり攻撃的に伝わってしまうと、相手は気を悪くして余計にモラハラ行為がひどくなる可能性もあります。相手を否定しないながらも相手の言いなりにならないような言葉が大切になります。正解の言葉はないものの

 

・大変申し訳ございませんが、〇〇といった理由で私には出来かねます。ご希望に沿いたい気持ちは山々なのですが…
・〇〇さんがおっしゃることはよく分かります。たしかにその通りだと思います。しかし、今は〇〇という事情があるため、この仕事はお受けできません。

 

など、一旦申し訳ないという意思を伝える、相手の意見を尊重する言葉を添えるなどが一例として挙げられます。

 

 

3.強気に出る際の言葉

 

しかし、どんな時にも丸腰というわけにはいきません。自分が本当にピンチな状況に追い詰められた時、精神や身体に不調をきたしている際などには強気に出ることも必要です。そんな時には

 

・あなたがしてくる行為によって自分は傷ついている
・あなたの行為はモラハラ行為だ
・ハラスメント相談窓口、労基局、弁護士への相談を検討している

 

など強気に出るための言葉が必要になることもあるでしょう。

 

モラハラ行為に効く言葉をいくつかご紹介させていただきましたが、基本的にモラハラ被害者が加害者に何かを言ったところで嫌がらせが改善されるということはあまりありません。

 

モラハラの加害者は自分が加害者であるという自覚が無く、むしろ相手が悪いんだと他責的な考えになっていることが多いため、相手に否定的な言葉を言われると逆効果になってしまうことも考えられます。

 

そのため、モラハラ行為は自分で対処するのではなく、上司やハラスメント窓口に相談するなどし、第三者を挟んだ上で解決の糸口を探す方が建設的でしょう。

 

モラハラ行為が行われている証拠や記録などを残すなどし、いつでも第三者に相談できる準備を整えておきましょう。

 

職場のモラハラは表に出にくい特徴があるため、誰かが助けてくれるのを待つのではなく、自分で自分の身を守るほうが解決する可能性が高くなります。

 

人によってはモラハラに効く言葉が効果がある場合もありますが、第三者を挟んだ方が解決が早いため、基本的には言葉よりも証拠が大切になります。

 

現在、モラハラ行為を職場で受けている方はモラハラの記録、医師の診断書など証拠になるものを集めるようにしておきましょう。