付き合った人がモラハラ彼氏だった場合、どのようにして付き合っていくか悩まれる方も多いことと思います。
モラハラ彼氏の無理な要求は突き放すべきなのですが、突き放し方を間違えると相手の攻撃性が更に増す恐れがあります。
今回は、モラハラ彼氏の正しい突き放し方、付き合い方についてお話します。
1.モラハラ彼氏は見放され不安を持つ人が多い
モラハラ彼氏の多くは独占欲や支配力が強く、自分が見捨てられることに強い不安を抱きます。攻撃性を持つため一見強いように見えるモラハラ人間ですが、実際は精神的に弱く、心に傷を抱えていることも少なくありません。
ですので、強い突き放し行為は逆に相手の神経を逆なですることになってしまい、「捨てられる」という不安から、モラハラ行為がエスカレートしてしまう可能性があります。
2.自分の身を守るために時には突き放すことも必要
とはいえ、モラハラ行為から自分の身を守ることも必要です。こういった場合には根気強く冷静な対応が必要になるでしょう。
モラハラ彼氏をはじめとするモラハラ人間は、自分の行動を振り返り反省し改善することを苦手とする方が多いのも特徴です。1度や2度の話し合いで解決することは難しいため冷静になり何度も説得し納得してもらうしかありません。
・あなたがした行為や言葉で傷ついた
・でもわたしはあなたと今後も一緒にいたい
・そのためにはその行為を辞めてほしい
というふうに伝える試みも有効です。
しかし、何度話し合いをしても改善されないという時には、残念ながら別れるという選択が必要になるでしょう。
1.自分がモラハラ彼氏に依存している?
中にはモラハラ彼氏をどうしても突き放すことができない、どんな最悪な状況であっても別れを切り出すことができないという方もいらっしゃることでしょう。
一見、相手があなたに依存している、別れさせてくれないという状況にも見えますが、逆に自分がモラハラ彼氏に依存していることも考えられます。
これを心理用語で共依存というのですが、モラハラやDV等の問題を抱えている夫婦や恋人、家族に多くみられます。
・彼は根っこは良い人なんだ、信じている
・でもこの状況は辛い
・でも彼と別れることは考えられない
・突き放して傷つけるのが怖い
・彼は今が辛いだけ、きっと元に戻ってくれる
こんな考えを持っている方は要注意です。
2.モラハラ彼氏だけでなく、あなたにも心のケアが必要かもしれない
モラハラ彼氏というとマインドコントロールという言葉がイメージされますが、共依存の場合は相手だけでなく、自分も相手をコントロールしてしまっている状態です。つまり、お互いがマインドコントロールをし合って共依存状態を作り出しているということです。
これは極端ではありますが、その場合はモラハラ彼氏だけでなく、被害者の方にも心のケアが必要になってくるでしょう。
モラハラとは、一見暴力的な人間から受ける被害、迷惑、性格の問題だと思われがちなのですが、紐解いていくと根深い問題を抱えている場合が多く、それは相手だけでなく自分にも関係しているという場合も少なくありません。
その場合、自力で問題を解決することはほぼ不可能しょう…。自分だけで抱え込まず、専門機関に相談する方法をとられることをおすすめします。
モラハラ彼氏の我慢できないモラハラ行為は突き放して、自分の嫌だという気持ちを相手に伝えることが重要です。
しかし強く突き放しすぎると相手の神経を逆なでしてしまい、モラハラ行為が悪化してしまいため注意しましょう。
話し合いをする際には諭すように、建設的なアプローチ方法が有効である場合が多いです。
また、どうしてもモラハラ彼氏を突き放せない、別れを切り出せないという方は、逆に相手に依存してしまっていることも考えられます。
このあたりの判断は素人にはとても難しいため、モラハラ専門機関やカウンセラーに相談されることをおすすめします。