モラハラと聞くと、会社で上司や同僚から受けるいじめや嫌がらせといった行為を想像される方も多いかと思いますが、モラハラは身近な家庭でも起こりえます。夫から妻へ、妻から夫へ、彼氏や彼女との間にさえ
「モラハラ」は「セクハラ」や「パワハラ」と同じように略されている言葉であり、本来はモラルハラスメントが正しい呼び方となります。この3つ言葉の共通な部分は「ハラ」であり、「ハラスメント」の部分。これは嫌がらせや相手を悩ませることにあたる部分です。
では、「モラハラ」はどこに対して、何に対して嫌がらせや相手を悩ませているのかというのは「モラ」の部分で、これは「モラル」のことです。「モラルがある」や「モラルがない」などと使われることが多く、本来道徳や倫理があるかないかと意味になります。
このように見てみると、「モラハラ」とは道徳的なことや倫理的なことが忘れられていたり欠けていたりすることで、相手に対して嫌な思いをさせたり、悩ませたりすることと定義づけられます。
しかし、実際にある行動や言動が「モラハラ」にあたるかとなると、道徳や倫理というはっきりとした答えがないところが判断基準となりますので、あきらかにダメということ以外は判断が難しいことも多いのです。