職場モラハラの判断基準は?モラハラ被害を自覚したらすべきこと

職場モラハラの判断基準は?モラハラ被害を自覚したらすべきこと

職場モラハラの判断基準は?モラハラ被害を自覚したらすべきこと

 

近年問題になっている職場でのモラハラですが、モラハラ自体に明確な法律や定義があるわけではありません。そのため、職場で起こったどのような人間関係トラブルがモラハラにあたるのか判断が難しくなっています。

 

そこで本記事では職場モラハラの判断基準にはどのようなものがあるのか、モラハラの判断方法について解説しています。

職場モラハラの判断基準は?

職場モラハラの判断基準は?

 

職場モラハラの判断基準を考える際には、まずはモラハラというのはどのようなことを指すのか、またモラハラの特徴について知っておく必要があります。

 

1.モラハラとは倫理から外れた精神的暴力のこと
マタハラやセクハラと聞けば、どのようなハラスメントなのかをなんとなくイメージできる方も多いことと思いますが、モラハラは具体的なイメージがしづらいハラスメントです。

 

モラハラは正式には「モラルハラスメント」、つまり「倫理的嫌がらせ」のことです。倫理から外れた精神的暴力のことをさします。

 

2.職場モラハラの具体例
職場モラハラの具体的な例は次の通りです。

 

人格、尊厳を否定するような言葉の暴力
無視をする、仕事をさせない
雰囲気を悪くして仕事を辞める状況に追い込む

 

職場での嫌がらせは多岐に渡るため、おのずと職場モラハラに適用される範囲も広くなります。また、嫌がらせの度合いもケースバイケースです。

 

マタハラであれば「育児休暇をとらせてもらえない」「産休空けに職位を下げられた」など誰がどうみてもマタハラだと判断することができますが、職場モラハラはその判断基準が難しいところではあります。

職場モラハラの判断基準は第三者の意見を参考に

職場モラハラの判断基準は第三者の意見を参考に

 

例えば、同じような悪口を言われてもあまり気に留めない方もいれば、立ち直れないほどのショックを受ける方もいらっしゃいます。つまり、職場モラハラの判断基準は個人の価値観によるところが大きいとも言えます。

 

1.まずは自分の心の違和感を大切に
職場モラハラで多いケースに自分がモラハラ被害に遭っていることに気付かず、自分自身を責めて追い込んでしまうものがあります。

 

そのため、職場モラハラは発覚が遅れてしまい、被害者に大きなダメージを残してしまいやすいです。まずは自分の「何かおかしい」という感覚を大切にし、自分がモラハラに遭っていることを自覚することからはじめましょう。

 

2.複数の第三者に意見を求めてみる
第三者に意見を求めることも重要です。自分が受けている被害を第三者に説明し、それがモラハラに該当するかどうか意見を聞くのです。

 

ここで重要なのが、必ず複数の人の意見を参考にすることです。多くの方がモラハラだと判断した場合には、その行為はモラハラである可能性が非常に高いです。第三者の意見もモラハラの判断基準の参考になります。

職場モラハラにあっていると感じたら?

職場モラハラにあっていると感じたら?

 

もしいろいろな意見を参考にし、自分が職場モラハラに遭っていると感じた場合、どのような対応をとればいいのでしょうか。

 

1.自分を責めることをやめる
まずは自分を責めることをやめましょう。先述したとおり、モラハラ被害に遭っている方は、自分がモラハラに遭っていることに気付かず、かえって自分を責めて追い込んでしまう方が多い傾向にあります。

 

対応が遅れてしまえば、精神疾患を患ってしまう可能性もあります。自分の身を守ることを最優先してください。

 

2.職場モラハラの記録を集める
職場モラハラに遭っている自覚が出ても、モラハラが止むわけではありません。自分の身を守りながら、新たなモラハラが起こった場合には証拠を集めます。日時や言葉の記録や録音などできるだけ多く詳しい証拠を集めましょう。

 

3.専門窓口や労基局に相談
ある程度証拠が集まったところで、会社のハラスメント窓口や労基局に職場モラハラ被害について相談します。モラハラを止めてもらうにはどうすればよいのか相談してみましょう。相手を訴えたい場合は弁護士を紹介されることもあります。自分のモラハラ被害を証明するために、今までに集めた証拠が大きな味方となってくれるでしょう。

職場モラハラの判断基準に困った場合は専門機関へ相談を

職場モラハラの判断基準に困った場合は専門機関へ相談を

 

職場モラハラには明確な定義や基準がなく、モラハラの度合い、ダメージの受け方なども一辺倒にはいかないため、発覚が遅れやすく、被害者に大きなダメージを残してしまうこともあります。

 

モラハラの被害者の方は、自分を責めることをしてはいけません。自分の心の違和感を大切にし、知人や相談窓口に相談してみましょう。その際にはモラハラの証拠が大変重要になります。できるだけ具体的かつモラハラの被害が第三者にわかりやすい証拠を集めるようにしてください。

 

職場モラハラは自分から一歩を踏み出さなければ状況が変わらないという現状があります。どうか勇気を持って一歩を踏み出してください。

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