モラハラ彼氏に効くのは「包む言葉」と「離す言葉」

 

倫理的に反した言葉で攻撃をしてくるモラハラ彼氏ですが、実際にモラハラ彼氏に何かを言われた際にどんな言葉を言うべきなのでしょう？

 

負けじと攻撃？
やっぱり無視？
オウム返し？

 

世間で言われているこれらの言葉、使い方を間違ってしまうと、逆に相手のモラハラ行為がひどくなる可能性があります。

 

ここでは、モラハラ彼氏に何か言われた際に「効く」言葉についてお話します。

 

1.誰にでも効く絶対的な言葉はない

 

モラハラ彼氏に効く言葉は確かにありますが、それは人によってそれぞれ異なります。つまり、「これならモラハラ彼氏に絶対に効く」というような魔法の言葉は存在しません。

 

 

2.その時々で効く言葉はある

 

しかし、その時々で適切な言葉や表現を用いることで、モラハラ彼氏にいい意味で「効く」ことはあります。モラハラ彼氏に適切な言葉を投げかけることで、モラハラ行為が一時的に収まったり、冷静に話を効いてくれるかもしれません。

 

 

3.攻撃的な気持ちを持たないことが大前提

 

今回ご紹介する言葉はあくまでも、モラハラ彼氏のモラハラ行為を一時的に抑えるためや冷静に話を効いてもらうといった意味での「効く言葉」です。相手をこらしめたり、打ち負かしたりするための言葉ではないことをご了承ください。

 

また、同じ言葉を使っても、攻撃的な思いがこもっていれば相手の神経を逆なでする結果になりかねません。モラハラ行為をしてしまう方の中には心が繊細な方も多いため、言葉の合間に垣間見える攻撃性に敏感になるためです。

 

言葉を発する際には、冷静に、相手に怒りをぶつける形にならないようにしましょう。

 

1.まずは共感の言葉

 

モラハラ彼氏に何かを言われた際には、まず共感の言葉をかけてみましょう。モラハラ彼氏はプライドが高い(正確には虚勢や見栄)方が多く、自己肯定感も低いため、自分が否定されることを何よりも嫌います。否定を否定で返すと攻撃が返ってきて話し合いどころではありません。

 

 

2.一度は受け入れる

 

どんな言葉をかけられても、まずは一度は受け入れます。「お前が○○出来ていないからだ」「お前のせいだ」と言われてしまったとしても、まずは「私のせいだと思うんだね。私にも悪い部分はあったかもしれないね」と共感と同意をします。もちろん、本気で受け入れる必要はありません。

 

一度言葉を受け入れることで、後の自分の意見を受け入れざるを得なくなります。「わたしもあなたの言い分を受け入れたよね？だから、あなたも私の話を聞くべきだよね？」というふうに、あらかじめ杭を打っておくのです。

 

 

3.甘えを断ち切らせる言葉

 

共感と受け入れだけでは、相手が自分にどんどんと甘えてきて言いたい放題になってしまいます。そこで必要になるのが甘えを断ち切らせる言葉です。具体的な例を挙げてみます。

 

・あなたにはわたしの言っていることが理解できないんだね
・あなたはそんなちっぽけな人間だったんだね
・あなたには心底がっかりした

 

これらの言葉は、相手のプライド(見栄)を刺激するとともに、これ以上調子に乗ってモラハラ行為をすると本当に相手に見放されるかもしれないという怖さを孕んでいます。

 

モラハラ行為は相手に甘えがあるからこそ出来ることでもあります。モラハラ彼氏には、あなたに捨てられたくないという恐怖もありますが、同時に、あなたが絶対に許してくれるだろうと思うからこそモラハラ行為ができている部分もあるのです。そこを上手く突いた言葉を用いれば、一時的に正気に戻るはずです。

 

共感と受け入れが母性的な言葉であるとすれば、突き放すような言葉は父性の言葉を表現することができます。どちらか一方だけではなく、母性と父性、両方の言葉を適切に用いることで相手の心に効くようになります。

 

しかし、こちらが精神的ダメージを受けることや、根気のいる話し合いを重ねるということは避けられません。モラハラ彼氏と向き合うことは想像以上に大変なのです。

 

もし、それほどの愛情と想いがモラハラ彼氏にあるというのであれば、覚悟を持ち、モラハラ彼氏に効く言葉を用いて話し合いを行われてみてはいかがでしょうか。