「モラハラ」は「セクハラ」や「パワハラ」と同じように略されている言葉であり、本来はモラルハラスメントが正しい呼び方となります。この3つ言葉の共通な部分は「ハラ」であり、「ハラスメント」の部分。
最近はどんな言葉でも英語で言ったり略されたりしてしまい、本来の言葉は何だったかしらと考えることが多いですね。最近、急によく聞くようになった「モラハラ」もそんな言葉の一つではないでしょうか。
「モラハラ」の正式名称はモラルハラスメント。言語としては、「モラル」+「ハラスメント」でできています。
まず「モラル」とは倫理や道徳のことで、社会や人生に対する精神的な態度ともいわれます。世代や状況によって変わったり変えたりするマナーよりもさらに普遍的な価値観を含んでいます。
次に「ハラスメント」。これはセクシャルハラスメントなどの時に使うのと同じで、嫌がらせや相手を悩ますこととされています。
この2つの言葉が合わさったモラルハラスメント、いわゆる「モラハラ」で、精神的な嫌がらせや暴力と定義されます。セクシャルハラスメントやパワーハラスメントと比べると聞く機会は少なかったのですが、ある有名人の離婚騒動に乗じてよく聞かれるようになりました。