モラハラというと会社や家庭内で起こるものとイメージされる方も多いことと思いますが、子どもを取り巻くコミュニティの中でも、恐ろしいモラハラが行われることがあります。
その代表的なものが、“ママ友によるモラハラ”です。
ママ友関係の苦労は子どもを持つお母さんであれば誰もが味わったことのある苦労かと思いますが、ママ友モラハラは母親だけでなく子どもや家族にまで悪影響が及ぶ最悪のモラハラです。
本記事ではママ友によるモラハラの実態や標的にされやすい人、回避方法などをお伝えいたします。
ママ友によるモラハラに明確な定義はありませんが、ママ友間で行われる度を超えた悪質な嫌がらせ全般のことを指します。具体的な例をみてみましょう。
1直接的な攻撃(嫌がらせ・暴言)
ママ友に直接的に悪口や暴言を放たれるモラハラです。子どもに関して心無い言葉をかけられるというケースもあります。
モラハラを行う人は自分より弱い立場の人を見下すという言動が多いため、悪口の内容も相手を見下したり馬鹿にしたりする発言が多くなります。また、にらみつける、無言電話などといった行為もあります。
2.間接的な攻撃(陰口・無視・仲間外れ)
直接相手に攻撃をしかけるというわけではなく、他のママ友に対して悪口を言いふらす、インターネット上で誹謗中傷を行うなど間接的な嫌がらせもモラハラに該当します。
あえて無視をする、ママ友コミュニティの中で故意的に仲間外れにさせるといったものもこの類です。
3.子どもへの攻撃
あってはならない事ですが、ママ友が、モラハラをしている母親の子どもを攻撃するということもあります。子どもをにらみつける、暴言を吐く、子ども同士の中を引き離すなど、子どもに害が及ぶモラハラ行為を大人がしてしまうというケースも存在するのです。
ママ友がモラハラをする理由は多々考えられるものの、モラハラを受けやすい母親には次のような共通点が見られます。
1.相手の意見に流されやすい人
自分の意見を相手に言う事ができず、相手の意見に流されやすい人は要注意です。モラハラ行為をしやすい人は、自分より立場が強い人には体裁よく振る舞い、弱い人間に対しては支配的になる傾向にあります。
2.お金を借りている、おごってもらうことが多い人
モラハラは相手に支配されることが一つのキーポイントであり、相手に主導権を握らせないことが重要です。対等な人間関係を崩してしまうものの代表例がお金です。
相手におごってもらう機会が多い、お金を借りてしまった、こんな場合は、自分の意見を相手に言う事が難しく相手に支配されやすい素地をつくってしまい、モラハラをされやすい環境に自らを置くことになってしまいます。
3.嫉妬されやすい人
最近ではインスタグラムやTwitterなどでママ友同士でもプライベートなことを共有されやすくなっています。そこでトラブルの原因となるのがママ友同士の嫉妬です。
周りの人が羨むような生活をおくっているという方はママ友の嫉妬を買う可能性があります。プライベートに関する充実アピールはほどほどにしておきましょう。
ママ友のモラハラ被害に逢わないようにするには、モラハラをしそうなママ友には関わらない、距離をおく、これに尽きます。
モラハラをしやすい人は外面がよく、一見すれば良い人、人脈の多い人に見えがちですが、少し関わればすぐにその違和感に気付くことができるでしょう。
・不平不満が多い
・人の悪口が多い
・人を見下したような発言をする
・感情のコントロールが効きにくい
など、少しでも違和感を感じたらすぐに距離を置くようにしましょう。また、自分が無いと判断されるとグイグイと自分のペースに持っていく傾向にありますので、意思表示をしっかりとすることも重要です。
ママ友によるモラハラ行為は、自分と相手だけでなく子どもが関わってくることのため、いったん仲良くなってしまうとなかなか関係を切ることができず悩まれる方も少なくありません。
一度仲良くなってしまうと距離が取りづらくなってしまいますので、ママ友との交流の中で少しでも違和感を感じたのであれば、すぐに距離をとるようにしてください。